説明
外界事物に対する好みは、ヒトにとって重要な認知機能の1つであると同時に、個人差も存在する。好みの個人差を規定する要因の有力な候補の1つにパーソナリティが挙げられ、それを検討した研究も行われてきた。しかし、メディアなどによる情報提供の機会が多い対象(例えば「色」など)の場合、そうした情報が事前知識やイメージ(交絡変数)として作用する可能性がある。そこで本研究では、好みの対象としてフォントを用いたアンケート調査を実施した。4ジャンル計8種のフォントそれぞれに対する好みとBig Five 尺度短縮版の結果との相関分析を実施した結果、部分的ではあるものの、フォントの好みとパーソナリティの関連性を示唆する結果(外向性を持つ人が明朝体とゴシック体を好む傾向など)が得られた。また、調査参加者が所属する学部によって、相関の強さに違いが生じることも明らかとなった。
収録刊行物
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- 東洋学園大学紀要 = Bulletin of Toyo Gakuen University
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東洋学園大学紀要 = Bulletin of Toyo Gakuen University 28 21-34, 2020-02-28
[出版社不明]
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649825214336
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- NII論文ID
- 120006808609
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- ISSN
- 09196110
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1587/00000713/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN