デジタルアーキテクチャデザイン:6.デジタル社会におけるAIガバナンス -倫理と法制度-

書誌事項

タイトル別名
  • Digital Architecture Design:AI Governance in Digital Society - Ethics and Legal System

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説明

AIガバナンスには「AIをガバナンスする」と「AIでガバナンスする」という2種類の意味がある.前者は,AI倫理指針においてはAIが人間にとって脅威にならないように設計すること,AIが安全性を確保していることという項目で記されている.後者は,公平性の確保,悪用の禁止,AI兵器の禁止,AI技術の独占禁止と国際協調,政策への反映という項目となる.AIが利用者にとって不利益な結果を出した場合の対応として,AIをガバナンスする観点からは説明可能性のあるAIの開発,AIでガバナンスする視点からは透明性,アカウンタビリティ,トラストという概念が提示され,複雑な様相であるが,AIがデジタル社会で受容され役立っていくためには重要なポイントとなる.

収録刊行物

  • 情報処理

    情報処理 62 (6), e34-e39, 2021-05-15

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