ペットビジネスにおける人的資源育成に関する一考察 : ペット系専門学校生に対する調査から

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  • A Study of Human Resources Development in Pet-Business : From A Report on Pet-Academy Students' Consciousness of Companion Animal
  • ペット ビジネス ニオケル ジンテキ シゲン イクセイ ニカンスル イチコウサツ : ペットケイ センモン ガッコウセイ ニ タイスル チョウサ カラ

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抄録

現在、日増しに多発化、多様化、複雑化しているペットトラブルの問題解決を図ることこそが、人と動物の共生関係の実現を目指したペット政策といえる。我が国におけるペットトラブルは、動物観、法制度、ペットビジネスに起因しており、ペットショップ等の現場での、意識は旺盛だが、知識が不足しているということが問題視されている。 ペットブームの中、ペットに関係する仕事に就きたい願う若者たちが急増し、ペットビジネスの就職の早道としてペット系専門学校への進学熱が高まっている。事実、環境省が実施した動物取扱業者に対するアンケート調査(2003年(平成15)実施)によると、ペットの展示販売を行っている店舗の66%に、ペット(動物)関係の各学校(大学、短大、専門学校)を卒業した従業員を配置しており、またペットビジネスの全従業員の53%がそれらの学校の卒業生であるとしている。ペットショップ等の動物取扱業におけるペット系専門学校の卒業生を中心としたペット(動物)について専門性を有する従業員の占める割合は、今後更に高まると予想され、その様な従業員が増えることは、とかく批判の多いペットビジネスにとって望ましいことである。そこで本稿では、近い将来ペットビジネスの中核となるペット系専門学校生に対して行った「ペットに対する意識調査」の結果から、専門学校生のペット問題に関する認識のズレを明らかにしながら、ペットビジネスで働く者に対する公的資格制度の導入について考察する。

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