遺言の撤回再論 : 判例批評に見られた学説の比較をかねて

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タイトル別名
  • Fortführung der Gedanken zum Widerruf des Testaments
  • ユイゴン ノ テッカイ サイロン ハンレイ ヒヒョウ ニ ミラレタ ガクセツ ノ ヒカク オ カネテ

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抄録

甲遺言を撤回する乙遺言を丙遺言により撤回する場合に、甲遺言が復活するか。それを肯定した最高裁平成9年判決以来、賛否両論が唱えられた。判例や多くの学説は、遺言者の意思を尊重し、意思解釈の問題とする。復活を否定する民法の元々の起草者は、肯定する外国立法や遺言者の意思に基づき復活を認めることができる事案の存在を認識した上で起草していた。撤回の効果、その発生時期及び起草者の意図を考慮しながら、再検討した。

収録刊行物

  • 同志社法學

    同志社法學 60 (7), 473-503, 2009-02-28

    同志社法學會

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