伝小堀遠州筆 臺子八段餝之次第

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タイトル別名
  • Daisu-Hachidann-no-Kazari-no-Shidai : it is presumed to have been written by Enshu Kobori
  • デン コボリ エンシュウヒツ ダイス ハチダン ノ カザリ ノ シダイ
  • デン コボリ エンシュウ ヒツ ダイス 8ダンカザリ ノ シダイ
  • 伝小堀遠州筆 台子八段飾之次第

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抄録

江戸時代初期に活躍した将軍・徳川家光の茶道指南役である小堀遠州は、その才能を茶の湯だけでなく、造園や築城でも開花させた人物である。遠州は、茶の湯を古田織部に学び、その織部は利休に学んだ。利休はそれまで足利将軍家で唐物を尊重する格式高い台子の点前を簡略化させた人物として名高い。利休から織部、遠州へと受け継がれた台子の点前も、このような性格のものであった事が容易に想像できる。本稿では、遠州筆とされる「台子八段飾之次第」を翻刻したものである。筆跡からも明らかなように、写本であるが、このような写本が存在する背景には、流儀としての茶の湯が流行することにより、流儀内での“許しもの"として、依然、台子の点前が格式高い扱いを受けていた事を物がったているようにも思える。

収録刊行物

  • 文化情報学

    文化情報学 6 (1), 83-77, 2011-03-10

    同志社大学文化情報学会

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