川漁にかかわる職人技術の記録とそこにみる川・地域・人の関係再構築による地域活性化の可能性に関する調査研究 : 四万十川を事例に

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  • Record on fishermen's professional skills of river-fishing and its possible impact on local regeneration : case of Shimanto-gawa river
  • カワリョウ ニ カカワル ショクニン ギジュツ ノ キロク ト ソコ ニ ミル カワ・チイキ・ヒト ノ カンケイ サイコウチク ニヨル チイキ カッセイカ ノ カノウセイ ニカンスル チョウサ ケンキュウ : シマントガワ オ ジレイ ニ
  • 川漁にかかわる職人技術の記録とそこにみる川地域人の関係再構築による地域活性化の可能性に関する調査研究 : 四万十川を事例に

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抄録

近代化による経済発展の陰で、川の恵みを活用した川漁や伝統工芸など生業の継続が困難になり、その経験、知恵、伝統技術など、貴重な知的資源が失われようとしている。本調査研究では、川にかかわる"生業"に焦点をあて、職人技術者への調査を通して、忘れ去られようとしている技術や文化、歴史の記録保存を試み、最も適切な記録保存の方法を検証するとともに、そうした知的資源を川・地域・人のつながりの再構築に結び付け、さらにそれらを活用した地域活性化の方策について、考察することを目指した。研究対象としては川漁を中心とすることにした。なぜなら、川漁は、いまだに細々とではあるが、河川固有の伝統漁法を守りながら地域で活動しており、本調査研究を実施するにあたり適切な事例であると判断したからである。その調査のため全国の川漁の現状について資料を確認し、その中から、生業としての川漁の技術伝承が可能と思われる河川として、四万十川を選定し、事例調査を実施することにした。調査方法としては文献調査のほか、ヒアリング調査を実施した。川漁師、郷土史研究家などを対象に、2~3名から活動の内容、川漁の現状、河川の状況、環境の変化、問題点・課題、川に対する哲学・思想などについて聞き取りを行った。これらを通して、(1)伝統漁法の技術習得に至る要素、(2)川漁を軸とした新たな取り組みの要素について検証した。

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