「まち」と共存する農業 : 京都市「振り売り」の戦後史を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • Furi-uri vendors living in harmony with the metropolis : the agrarian history of post-war Kyoto
  • 「マチ」ト キョウゾン スル ノウギョウ : キョウトシ「フリウリ」ノ センゴシ オ チュウシン ニ
  • まちと共存する農業 : 京都市振り売りの戦後史を中心に

この論文をさがす

説明

平安建都以来,京都市内では,四季折々の農産物が栽培されてきたが,現在も,伝統の農業を受け継ぐ農家から農産物が市内一円に出荷されている。本稿は,京都市の市街地化が進展した1970年代後半から現在までを対象に,農家による野菜の行商である「振り売り」の変遷と現状についてまとめた。その結果,「振り売り」は,市街地化が進展するなかで,生産者と消費者の「顔の見える関係」の再構築に重要な役割を果たしてきたことが明らかになった。

収録刊行物

  • 社会科学

    社会科学 43 (4), 27-46, 2014-02-28

    同志社大学人文科学研究所

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ