「敗者」のナショナリズム : 東海散士『佳人之奇遇』を通じて

書誌事項

タイトル別名
  • On the nationalism of Tokai Sanshi in Meiji Japan
  • 「ハイシャ」ノ ナショナリズム : トウカイ サンシ『カジン ノ キグウ』オ ツウジテ
  • 「 ハイシャ 」 ノ ナショナリズム : トウカイサンシ 『 カジンユキキグウ 』 オ ツウジテ
  • 敗者のナショナリズム : 東海散士佳人之奇遇を通じて

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説明

東海散士柴四朗は会津藩出身の明治から大正期に活動した、政治家であり、ジャーナリストであり、作家である。明治十八年から三十年にかけて刊行された彼の著作『佳人之奇遇』は当時のベストセラーとなり、若者に絶大な支持を得たが、この著作を通じて見られる彼のナショナリズムは、「抵抗」「自国中心」「膺懲」の3つの側面を持った。なぜこのような「錯綜」したナショナリズムを抱くのか。その理由を彼の「亡国」体験に基づく力と正義の相克に見出す。

収録刊行物

  • 社会科学

    社会科学 43 (4), 47-81, 2014-02-28

    同志社大学人文科学研究所

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