契約債務の準拠法に関する欧州議会及び理事会規則(ローマI規則) : ローマ条約からの主要な変更点を中心に

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  • Regulation of the European Parliament and of the Council on the law applicable to contractual obligations (Rome I Regulation) : with particular focus on the principal changes from the Rome Convention
  • ケイヤク サイム ノ ジュンキョ ホウ ニカンスル オウシュウ ギカイ オヨビ リジカイ キソク ローマ I キソク : ローマ ジョウヤク カラ ノ シュヨウナ ヘンコウテン オ チュウシン ニ
  • 契約債務の準拠法に関する欧州議会及び理事会規則ローマI規則 : ローマ条約からの主要な変更点を中心に

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抄録

本稿は、ローマI規則をその前身であるローマ条約と比較する。欧州司法裁判所の先行判決等の解釈指針について考察した後、当事者による法選択がある場合の準拠法決定ルール(非国家法や条約の選択可能性を含む)を検討し、次いで、法選択がない場合の準拠法決定ルールを検討する(最密接関係地法と特徴的給付の理論を中心に、特に売買契約・役務提供契約・フランチャイズ契約・販売店契約・賃貸借契約・ライセンス契約・交換契約・ジョイントベンチャー契約に言及する)。また、絶対的強行法規の特別連結についても考察する。さらに、消費者契約及び個別労働契約の特則を検討し、債権譲渡の準拠法についても、第三者に対する譲渡の効力について明文規定が設けられなかった背景を含めて考察する。

収録刊行物

  • 同志社法學

    同志社法學 63 (6), 2653-2698, 2012-01-31

    同志社法學會

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