Usage and style of a classic verb "U(得)" : usage of Chinese reading and Japanese-Chinese hybrid style

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  • 古典語動詞「う(得)」の用法と文体 : 漢文訓読的用法と和漢混淆文
  • コテンゴ ドウシ ウ ノ ヨウホウ ト ブンタイ : カンブン クンドクテキ ヨウホウ ト ワカン コンコウブン
  • コテンゴ ドウシ 「 ウ(トク)」 ノ ヨウホウ ト ブンタイ : カンブン クンドクテキ ヨウホウ ト ワカンコンコウブン
  • 古典語動詞う得の用法と文体 : 漢文訓読的用法と和漢混淆文

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本稿では、動詞「う(得)」の意味用法に漢文訓読の影響から生じたものがあり、一部の和文や和漢混淆文に影響を与えていることを論じる。漢文訓読文においては、「う(得)」の目的語が物や人ではなく抽象的内容の名詞になる場合があり、また、複合動詞の後項に用いて可能の意味を添えることがある。さらには「~事を得」の形式で可能の意味を表す場合が見られる。これらの用法は漢文訓読によって生じた用法であるが、これらは源氏物語などの和文にも影響を与え、とりわけ今昔物語集などの和漢混淆文に多く取り入れられて頻用されている。「う(得)」のこれらの用法は和漢混淆文の指標ともなるものである。

Journal

  • 同志社日本語研究

    同志社日本語研究 (21), 16-29, 2017-12-31

    The Circle of Japanese Linguistics, The Graduate School of Doshisha University

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