『萬葉集』における訓仮名の頻度差と出現位置の相違

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タイトル別名
  • Comparing the usage frequency and the appearance position of kungana in Man'yoshu
  • マンヨウシュウ ニオケル クンガナ ノ ヒンドサ ト シュツゲン イチ ノ ソウイ
  • 『 マンヨウシュウ 』 ニ オケル クンカナ ノ ヒンドサ ト シュツゲン イチ ノ ソウイ
  • 萬葉集における訓仮名の頻度差と出現位置の相違

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説明

本稿は,『萬葉集』の訓字主体巻で同じ音節を表す複数の訓仮名に頻度差や出現位置の相違があることに注目し,そうした頻度差や出現位置の相違が,上代の資料に一般化できるのか,訓字主体巻を構成する各巻の様相や対応する語の違いとどのようにかかわるのかについて検証する。結果として,訓字主体巻における訓仮名の頻度差や出現位置の相違は助詞・助動詞や接辞の表記を担う仮名としての汎用性の違いであり,訓字主体巻という表記体の問題として理解されるべきことを指摘する。

収録刊行物

  • 同志社日本語研究

    同志社日本語研究 (21), 43-55, 2017-12-31

    同志社大学大学院日本語学研究会

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