同志社建学の精神教育の盲点と海外から来た「ミニ新島襄達」 : 日本語・日本文化教育センター「同志社を学ぼう~同志社建学の精神と新島襄の生涯」9年間の授業から考える
書誌事項
- タイトル別名
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- Blind spots of Doshisha's founding spirit education and future Joseph Hardy Neesima from abroad : findings of 9 year teaching of Doshisha's founding spirit and the life of Joseph Hardy Neesima
- ドウシシャ ケンガク ノ セイシン キョウイク ノ モウテン ト カイガイ カラ キタ ミニ ニイジマ ジョウ タチ : ニホンゴ ニホン ブンカ キョウイク センター ドウシシャ オ マナボウ ドウシシャ ケンガク ノ セイシン ト ニイジマ ジョウ ノ ショウガイ 9ネンカン ノ ジュギョウ カラ カンガエル
- ドウシシャケンガク ノ セイシン キョウイク ノ モウテン ト カイガイ カラ キタ 「 ミニ シン トウジョウタツ 」 : ニホンゴ ・ ニホン ブンカ キョウイク センター 「 ドウシシャ オ マナボウ : ドウシシャケンガク ノ セイシン ト シン トウジョウ ノ ショウガイ 」 9ネンカン ノ ジュギョウ カラ カンガエル
- 同志社建学の精神教育の盲点と海外から来たミニ新島襄達 : 日本語日本文化教育センター同志社を学ぼう同志社建学の精神と新島襄の生涯9年間の授業から考える
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説明
同志社大学は、その創立の経緯から私立大学であることを誇りとし、また、同志社建学の精神の教育を学生に対して活発に行っている。建学の精神は、主に創立者である新島襄の生涯を語ることで伝えられ、主に日本人学生を対象とした新島に関する講座やプログラムも多い。しかし、盲点はないのだろうか。本稿は、2011年度から2019年度にかけて、700名以上、35か国を超える留学生に対して行われてきた「同志社を学ぼう~同志社の建学の精神と新島襄の生涯」の授業の感想レポートと、そのレポートから抽出されたキーワードで構成された質問紙による調査(2019年度秋学期実施)の結果をまとめたものである。この授業は、同志社大学日本語・日本文化教育センターの「日本の文化」の科目のうちの1コマで行われている。調査から明らかになったことは、留学生は、同志社の建学の経緯や新島襄のことをほとんど知らずに同志社にやってくるが、この授業で新島の生涯を知ることにより、多くの留学生が同志社で学ぶことの意義を確認する。欧米系留学生と中国人留学生とでは、強い印象を受ける部分に違いがあるものの、新島襄が留学したように、日本にやってきた留学生達は、いわば「ミニ新島襄」である。言葉の壁がある彼らにしっかりと、新島襄の生涯について伝えることで、建学の精神の教育を積極的に行うことは、人口減少社会の日本において優秀な外国人人材を確保、育成するという時代の要請であり、「国際主義」を謳う同志社の使命であり、また同志社のダイバーシティ推進の精神にものっとったものであろう。
収録刊行物
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- 同志社大学日本語・日本文化研究
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同志社大学日本語・日本文化研究 17 113-145, 2020-03
同志社大学日本語・日本文化教育センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649846547968
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- NII論文ID
- 120006877755
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- NII書誌ID
- AA12331634
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- NDL書誌ID
- 030302939
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- ISSN
- 21868816
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
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