文学史研究と文献学の立場

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  • ブンガクシ ケンキュウ ト ブンケンガク ノ タチバ

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抄録

文学における「ことば」が、このごろ特に、いろいろと論じられるようになった。もちろんそれは、いわゆる訓詁註釈のためではなくて、いわば、それぞれの作品における文学そのものを、「ことば」の面において究明しようとする動きである。「文体」という語は、現在なお人によってまちまちな意味に用いられているけれども、とにかく、これが、従来は単に外的な文の様式というほどの意味に用いられて、純語学的な問題のように見なされていたに対して、近頃はむしろ、国文学の畑の人達が、もっと内的な意味において、これを取上げようとしている。……

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