「他なる空間」のあわいに : ミシェル・フーコーの「ヘテロトピア」をめぐって

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  • タナル クウカン ノ アワイ ニ ミシェル フーコー ノ ヘテロトピア オ メグッテ

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I ポストモダンの潮流のなかで、きわめてラディカルにそしてクリティカルに展開された「空間」の「(再)主張」は、近年の人文地理学におけるさまざまな議論の焦点となってきた。とくにここ数年の間に、David HarveyやEdward Sojaをはじめとする多くの「社会的空間の新しい理論家たち」(Genocchio, 1995, p.36)が、空間とは社会的に生産されたものであることを強調するなかで、「ヘテロトピアheterotopia」という差異の場からなる(差異化された)社会的空間―売春宿、監獄、アサイラムなど―について論じたミシェル・フーコーの比較的マイナーな研究(Foucault, 1986)がますます注目を集めるようになってきた。……

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