書誌事項
- タイトル別名
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- Newly Graduated Nurses' Acquisition of Putting Patients on a Drip Using Indwelling Needle
- シンジン カンゴシ ニオケル リュウチシン オ モチイタ テンテキ ジョウミャクナイ チュウシャ ギジュツ ノ シュウトク ジョウキョウ ケンシュウ トウジツ ケンシュウ 1カゲツゴ 3カゲツゴ ノ テンテキ ジョウミャクナイ チュウシャ ギジュツ シュウトク ジョウキョウ ノ ヒカク
- シンジン カンゴシ ニ オケル リュウチバリ オ モチイタ テンテキ ジョウミャク ナイ チュウシャ ギジュツ ノ シュウトク ジョウキョウ : ケンシュウ トウジツ 、 ケンシュウ 1カゲツ ゴ 、 3カゲツ ゴ ノ テンテキ ジョウミャク ナイ チュウシャ ギジュツ シュウトク ジョウキョウ ノ ヒカク
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説明
1. 研究目的 : 新人看護師を対象に留置針を用いた点滴静脈内注射技術の習得プロセスを明らかにすることを目的に、研修当日、研修1か月後、3か月後に点滴静脈内注射技術習得の確認チェックリストを用いて調査を行い、検討する。 / 2. 研究方法 : 対象者:A病院に入職した看護師81名に研究の同意書を得たもの。2)実施方法 : 新人看護師に留置針を用いた点滴静脈内注射技術習得のための研修後、取得状況を作成したチェックリストを用いて、計4回評価を依頼した。 / 3. 倫理的配慮 : 本研究は大阪市立大学大学院看護学研究科の倫理審査で承認を受け、実施。 / 4. 結果・考察 : 本研究結果では、1、2回目の調査で「できなかった」と評価した者が1割以上いたチェックリストの6項目は、「駆血時間は1分以内にする(1分以上かかる場合は一度外して、再度駆血する)」、「針先が血管内に入ると留置針の針基に逆流があるので確認する」、「逆流確認後、留置針の刺入角度をやや小さくし、この「Lie distance」分の2-3mm距離を血管内に進める」、「逆血確認後、針基を右母指、中指で固定したまま、外筒のみを左母指、左示指でゆっくり血管内に送る」「外筒を根本まで送ったら、患者の手を開かせ、駆血帯を外す」、「皮膚の上から針先と思われる部分を左示指、中指、薬指の3本でしっかり押さえ、右母指、右示指または右中指で内針を抜く」であった。しかし、3、4回目調査では、「できなかった」と評価する人が減少した。このことは、事前学習や研修当日のインストラクターの指導体制に基づいてシミュレータに点滴静脈内注射を実施する経験をすることで、「受け入れ素地」がつくられ、次に、研修当日に同僚の上腕に穿刺し、その後研修1か月後、3か月後と、患者を対象に点滴静脈内注射の実施回数を増すことで、成功回数も増し、知識を自分で作り上げることにつながっていくことが示唆された。
収録刊行物
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- 大阪市立大学看護学雑誌
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大阪市立大学看護学雑誌 11 1-10, 2015-03
大阪市立大学大学院看護学研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649850499712
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- NII論文ID
- 110009886442
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- NII書誌ID
- AA12017447
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- NDL書誌ID
- 026255992
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- ISSN
- 1349953X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
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