教員の主体的・自発的学びにつながる「ラーニングプログラム」の構築に向けて―教員の研修に関する一考察―

書誌事項

タイトル別名
  • Development of the ”learning program” system to promote learning of teachers’ independence and voluntary-Considerations for in-service teacher training-
  • 院生研究ノート 教員の主体的・自発的学びにつながる「ラーニングプログラム」の構築に向けて : 教員の研修に関する一考察
  • インセイ ケンキュウ ノート キョウイン ノ シュタイテキ ・ ジハツテキ マナビ ニ ツナガル 「 ラーニングプログラム 」 ノ コウチク ニ ムケテ : キョウイン ノ ケンシュウ ニ カンスル イチ コウサツ

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抄録

複雑化し高度化する21 世紀社会の担い手となる子どもたちの教育に従事する教員には,今後ますますその専門性を高めていくことが課題となる。本研究ではまず,教員が「なぜ学ばなければならないのか」という学びの必要性について論じる。次いで,主にマルカム・ノールズ1及びパトリシア・クラントン2の成人学習論に拠って,成人としての教員の学びの本来の在り方を,主体的・自発的学びであると考える。成人(教員)に自分から学びたいと願うような動機をもたせるためには,アンドラゴジーの考え方を受け容れ,その教育を学習と教育のペタゴジー・モデルによってデザインすることが必要である。成人教育者は,自らを教育者として,自分の実践についてどのように学んでいるのかを批判的に振り返り,意識変容の学習へと導かれる必要がある。同様に,教員も,日々の教育実践を批判的に振り返り,意識変容の学びへ高めていくことで資質向上につないでいく。そのような成人学習として校内研修を位置づけ,教員の資質向上に資する「ラーニングプログラム」の開発のための理論的基礎を確立する。

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