中学生の健康指標とライフスタイル要因との関連について

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タイトル別名
  • Relationships between Health Index and Lifestyle Factors for Junior High School Students
  • チュウガクセイ ノ ケンコウ シヒョウ ト ライフスタイル ヨウイン ト ノ カンレン ニ ツイテ

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抄録

中学生661 名(男子341 名,女子320 名)を分析対象に,心身の健康指標とライフスタイ ル要因との関連について検討した。本研究では,健康指標として身体的指標では身体計測に よる肥満度の算出と骨密度の測定を行い,精神的指標では自覚症状の訴えから気分調節不全 傾向を評価した。自覚症状と健康意識,食生活状況,生活時間などのライフスタイル要因は 質問紙で調査した。肥満傾向とやせ傾向の者は骨密度が低く,気分調節不全傾向が陽性の者 も骨密度が低かった。肥満傾向ややせ傾向の者,及び,骨密度の低い者には健康意識の低い 者や食生活の良くない者がみられた。気分調節不全傾向が陽性の者には健康意識の低い者や 食生活に問題のある者が多かった。これらのことから,中学生に健康的なライフスタイルを 確立させ,QOL(Quality of Life)の向上を図るためには,メンタルヘルスにも配慮した指 導が必要であると考えた。

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