清末中国の日本語教育水準を代表する教科書―郭祖培・熊金寿著『日語独習書』―

書誌事項

タイトル別名
  • The Best Textbook of Japanese-language Teaching in the Late Ch'ing Era; Japanese-language textbook by GUO Zupei & XIONG Jinshou
  • シンマツ チュウゴク ノ ニホンゴ キョウイク スイジュン オ ダイヒョウ スル キョウカショ カク ソバイ ユウ キン ジュ チョ ニチゴ ドクシュウショ

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抄録

1899年春,東本願寺が中国の華中方面にいくつかの東文学堂を設立した。金陵東文学堂はそのなかでもっとも成功した一例である。本稿は,金陵東文学堂の卒業生により作成された『日語独習書』(1903)を掘り起こし,その著者と成立刊行の経過,作成原則,構成,内容.特徴などを考察し,同時期の植民地台湾の日本語教科書との関連性を検討した。そして,本書の活末中国の日本語教育における重要な位置と意義を明らかにし,日本語教育史研究における活末東文学堂の口語指導用の教材史料の不十分による研究の空自を埋める。

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