027 金製垂飾付耳飾の製作技術に関する新しい知見

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抄録

type:Article

わが国の古代において、これまでに確認されている金無垢の金製品の数は極めて少ない。しかし、金製品は一般にはサピにくいため、製作当初の表面状態を遺存している場合が多く、当時の金工技術を探る意味からも大変貴重な存在である。筆者は、主に電子顕微鏡を用いて、金製勾玉をはじめとするさまざまな金製品を調査し、古代の金工技術を解明することを試みてきた。本報では、福井県上中町向山1号墳から出土した金製垂飾付耳飾の詳細な観察によって、その製作技術に対する新しい知見を得たのでここに報告する。

identifier:奈良文化財研究所紀要、2003、pp.68-69

identifier:13471589

identifier:http://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/860

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