教職を専攻する大学生に対する発音練習、教室英語フレーズ練習と英語活動の実践練習による学生の小学校英語授業への自信の変化について

抄録

本研究は、教員養成校で小学校教員を目指す学生が、英語の発音や小学校の教室英語の練習、英語のゲームや英語の歌などの実践を通して、将来的に教壇に立ち英語授業を行なうことに対する不安を減らし、自信を上昇させることができるかどうか変化を明らかにすることを目的としている。質問紙調査の結果、英語授業を行なうことに対し 1 名が「少し自信がなくなった」と回答した。松宮(2013)は、自身が行なった実験及び調査において「外国語活動および外国語科で学級担任が話す英語の量」、「日本語の量、準備にかかる時間」など、学生が模擬授業の経験を通し実際の授業へのイメージが具体化したことで、逆に不安が増加し自信低下につながったと報告している。小学校英語授業内で使用する教員の英語と日本語を話す量の割合は、クラスルームイングリッシュや教員の英語力に左右されるため、大学 1 年時より英語の積み重ねを行うための授業計画の検討が今後の課題となる。

identifier:岡崎女子大学

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