書誌事項
- タイトル別名
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- ゲンダイ ニホンゴ ニ オケル フクシ 「 チャン ト 」 ノ キノウ ニ カンスル コウサツ
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抄録
本稿は現代語の副詞「ちゃんと」の機能について考察する。従来、「ちゃんと」は様態の副詞として記述されることが多い。しかし、様態の副詞とは異なる「ちゃんと」の機能を指摘する先行論も存在し、「ちゃんと」は多機能語であることが考えられる。そこで、本稿では、先行論が指摘した「ちゃんと」の機能に注目し、統語的条件をもとにI型とII型を設定する。そして、実際の用例をI型とII型に分類し、それぞれの確例について分析する。結論として、先行論がその位置づけを定めていなかったII型を、評価成分に相当するものとして位置づける。また、「ちゃんと」は、様態の副詞と評価の副詞の、連続的な様相を示す副詞であることを述べる。
収録刊行物
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- Nagoya Linguistics
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Nagoya Linguistics 14 27-38, 2020-03-31
名古屋言語研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853650639535232
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- NII論文ID
- 120007144264
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- NII書誌ID
- AA12208922
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- HANDLE
- 2237/0002001352
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- NDL書誌ID
- 030580700
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- ISSN
- 18818072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可