「サイエンス・カフェ札幌|オンライン」の試行 : 参加者分析から示唆された可能性と課題

DOI HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Trial of “Science Cafe Sapporo | Online” : Possibilities and Issues Suggested by Audienceʼs Evaluation
  • 「 サイエンス ・ カフェ サッポロ|オンライン 」 ノ シコウ : サンカシャ ブンセキ カラ シサ サレタ カノウセイ ト カダイ

この論文をさがす

抄録

「サイエンス・カフェ札幌」は,北海道大学CoSTEP が2005 年から札幌市内で定期的に実施してきたサイエンスカフェである.新型コロナウイルス感染症感染拡大の予防措置として,2020年7月の第111回からオンラインでの開催に切り替え,「サイエンス・カフェ札幌|オンライン」という名称でYouTube Live にて6回実施してきた.本稿ではまず,オンライン化の際に重視した設計方針について報告する.その上で,従来の対面式の「サイエンス・カフェ札幌」とオンライン化したサイエンスカフェの参加者アンケート結果を比較し,参加者層の変化やイベント評価の特徴を分析した.その結果,オンライン化したサイエンスカフェでは遠隔地からの新規参加者の増加,壮年層の増加,文系層の増加がみられた.一方で青年・高齢層の減少や,アンケート回収率の悪化といった傾向がみられた.

収録刊行物

  • 科学技術コミュニケーション

    科学技術コミュニケーション 29 79-91, 2021-08

    北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ