1930年代における温泉経営の展開と転地療養所運営 : 愛媛県道後温泉を事例に

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  • 1930ネンダイ ニ オケル オンセン ケイエイ ノ テンカイ ト テンチ リョウヨウジョ ウンエイ : エヒメケン ドウゴ オンセン オ ジレイ ニ

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抄録

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本稿では, 1930年代における温泉経営の歴史的変容について愛媛県道後温泉を事例に明らかにした。1930年代前半, 利用客増加へ向けた開発等の施策が資金難の中, 実現できなかった道後温泉は, 日中戦争以降, 転地療養所運営としての「銃後」の役割を担った。その後, 1930年代末期の厚生運動の高まりと戦時景気によって利用客数が増加する中, 課題であった源泉開発が実現し, 温泉経営は新たな展開を迎えた。

特集 : 1940年代の地域社会と人の移動 : 日本帝国膨張・収縮期の地域社会 挿表

収録刊行物

  • 三田学会雑誌

    三田学会雑誌 107 (3), 317(11)-342(36), 2014-10

    慶應義塾経済学会

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