19世紀米国大統領演説における分離不定詞 : Abraham Lincoln の事例から

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タイトル別名
  • An Analysis of split Infinitive in the 19th Century US Presidential Speech : With Special Reference to Abraham Lincoln's Speeches
  • 19 セイキ ベイコク ダイトウリョウ エンゼツ ニ オケル ブンリ フテイシ Abraham Lincoln ノ ジレイ カラ

抄録

テキストマイニングとデジタルヒューマニティーズ 2020

本研究では,米国歴代大統領による演説をコーパスとして,アメリカ英語における通時的な分離不定詞の実態・用法の一端について多角的に考察することを目的としている。本稿では,その予備的調査として,主に19世紀後半に活動した第16代大統領AbrahamLincolnに特に着目して分析を行う。歴代の米国大統領の各演説に品詞タグを付与し,分離不定詞構造を抽出し, Lincolnが米国大統領の中では誰よりも先んじて分離不定詞を「多用」したという歴史的な頻度の傾向を明らかにした。事例研究においては, Lincolnの分離不定詞がどのような品詞的用法のもとでどのような統語パターンと共に用いられているかを分類し,構成要素としての特定の副詞に着目して文脈を観察するなど,複数の視座から分析することにより,彼の用いた分離不定詞の特徴的な文体やレトリックについて,新たな知見をいくつか提示することができた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853651202662016
  • NII論文ID
    120007164656
  • DOI
    10.18910/85009
  • HANDLE
    11094/85009
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles

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