腹膜持続透析に合併した横隔膜交通症にインドシアニングリーン併用近赤外光胸腔鏡が有用であった一例

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  • Optimal visualization using indocyanine green fluorescence imaging for pleuroperitoneal communication complicated by CAPD

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抄録

<p>症例は56歳女性,持続腹膜透析(continuous ambulatory peritoneal dialysis:CAPD)導入後まもなく右胸水が出現し,シンチグラフィーで右横隔膜交通症と診断された.咳嗽,労作時呼吸困難からCAPD継続困難となり,一旦血液透析に変更し治療目的に胸腔鏡手術を施行した.腹腔内にインドシアニングリーンを注入し腹部を圧迫すると,赤外光観察下に横隔膜腱中心の菲薄化した交通部から蛍光の漏出を認めた.同部を自動縫合器で切除しポリグリコール酸シートで被覆した.術後40日で腹膜透析を再開し胸水再貯留を認めず,血液透析から離脱可能であった.</p>

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