日本語版Chronic Kidney Disease Self-Care scale(CKDSC)の作成

  • 梶原 右揮
    岡山大学学術研究院保健学域 岡山大学大学院保健学研究科博士後期課程
  • 森本 美智子
    岡山大学学術研究院保健学域

書誌事項

タイトル別名
  • Development of the Japanese Version of the Chronic Kidney Disease Self-Care Scale
  • ニホンゴバン Chronic Kidney Disease Self-Care scale (CKDSC)ノ サクセイ

この論文をさがす

説明

<p>目的:日本語版Chronic Kidney Disease Self-Care scale(CKDSC)を作成し,異文化間妥当性,尺度としての1次元性を検討する.</p><p>方法:CKDSC(5因子16項目)の翻訳・逆翻訳を行い,日本語訳CKDSCを作成した.調査は保存期慢性腎臓病(CKD)患者を対象として実施した.解析には,確証的因子分析を用い,1次元性は2次因子モデルを構築し検討した.</p><p>結果:分析対象者は229名であった.日本語訳したCKDSCは,原版と同じ5因子斜交モデルが成り立った(CFI = .991, RMSEA = .047).2次因子モデルによる検討では,5因子15項目のモデルが1次元性を満たした(CFI = .993, RMSEA = .042).ω係数は.848(各因子.823~.941)であった.CKDステージ,栄養士からの療養指導の有無で「合計得点」に有意差を認めた.</p><p>結論:日本語版CKDSCは,保存期CKD患者のセルフケア行動を評価する尺度として,使用可能であることが示された.</p>

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (13)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ