シタネスト・オクタプレッシンカートリッジ<sup>® </sup>使用により 生じたメトヘモグロビン血症の1 例

DOI
  • 川井 忠
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座口腔外科学分野
  • 角田 直子
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座口腔外科学分野
  • 小松 祐子
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座口腔外科学分野
  • 平野 大輔
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座口腔外科学分野
  • 西平 宗功
    JA秋田厚生連雄勝中央病院歯科口腔外科
  • 笹村 祐杜
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座口腔外科学分野
  • 小幡 健吾
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座口腔外科学分野
  • 伊藤 元
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座歯科麻酔学分野
  • 四戸 豊
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座歯科麻酔学分野
  • 千葉 俊美
    医科大学歯学部口腔医学講座関連医学分野
  • 佐藤 健一
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座歯科麻酔学分野
  • 山田 浩之
    岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座口腔外科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • A case of methemoglobinemia due to Citanest and Octapressin<sup>®</sup>.

抄録

<p>メトヘモグロビン血症は,歯科治療で使用される局所麻酔薬の合併症として知られている.メトヘモグロビンは,酸素運搬能を低下させる.本論文では,下顎骨骨折の治療に際し,シタネスト・オクタプレッシンカートリッジ® の使用によるメトヘモグロビン血症の症例を報告する.下顎骨骨折の診断となった68 歳,男性の患者に対し,手術前に顎間固定を行った.シタネスト・オクタプレッシンカートリッジ® が使用され,プロピトカインの総量は324 mg であった.手術室へ移動後に,SpO₂の低下を認めた.動脈血ガス分析からメトヘモグロビンが6.4% に上昇しており,メトヘモグロビン血症が疑われた.その後は酸素療法で軽快した.大量のプロピトカインを使用する場合は,メトヘモグロビン血症に留意すべきと考えられた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853818702173312
  • NII論文ID
    130008145214
  • DOI
    10.20663/iwateshigakukaishi.46.2_85
  • ISSN
    24241822
    03851311
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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