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- 中村 隆仁
- 花王㈱ヘアケア研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Dissociative Azo Dyes for Oxidative Hair Coloring Products and Their Visual Effect
- カイリガタ アゾ センリョウ オ モチイタ サンカガタ ヘアカラー ノ セイノウ ト アタラシイ シカク コウカ
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抄録
<p>ヘアカラーには特徴の異なるさまざまな染料が利用されている。最も多く用いられる酸化染料は,基本性能は高いが彩度が低く,くすんだ仕上がりになりやすい。本研究では,高い彩度を有しつつ,アルカリ過酸化水素系で安定な解離型アゾ染料;HC Red 18,HC Blue 18,HC Yellow 16を開発し,ヘアカラーに応用した。これらの染料は,従来の直接染料が抱える染毛性や皮膚着色の課題を克服し,さらには酸化剤と併用できることで,脱色と染色を一回の施術で可能にした。使用環境で負電荷を解離し,共役系に非局在化させる染料特徴は,毛髪への浸透分配を効率化し,優れた色持ちを可能にした。毛髪断面を顕微鏡で観察すると,これらの染料がコルテックス内部にリング状の色素分布を形成していることが明らかになった。この色素分布が,その内部を通過する光の経路に応じて異なる色を視認させ,見る角度に応じて髪色が変化して見える新しい視覚効果,ムービングカラーを実現させた。</p>
収録刊行物
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- 色材協会誌
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色材協会誌 95 (1), 2-8, 2022-01-20
一般社団法人 色材協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853829701222784
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- NII論文ID
- 130008145255
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- NII書誌ID
- AN00354634
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- ISSN
- 18832199
- 0010180X
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- NDL書誌ID
- 031960516
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可