教員志望学生のICT活用力に関する調査

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説明

本研究では,将来,学校の教員になることを志望する大学1年生と大学2年生のICT活用力について把握するために,梶本(2016)による20項目の質問調査を実施した。結果として,1年生では,Wordに関するリテラシーは高いものの,パソコンを用いた電子メールの送受信や,Excelに関するリテラシー等が低かった。2年生では,パソコンを用いた電子メールの送受信やExcelに関するリテラシーについては,1年生よりも高いものの,パソコン特有のキー(Num LockやCaps Lock)に関する知識や,パソコン関連の検定資格の所持率については,1年生と同様に低かった。また,今後の課題として,「ICT活用力とリテラシーにおける微妙なニュアンスの相違」「質問項目のさらなる拡張」「縦断的調査の必要性」が挙げられた。

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