-
- 藤本 和弘
- 四日市看護医療大学看護医療学部
書誌事項
- タイトル別名
-
- Efforts to Enhance Long-Stay Demand in National Park Resort Villages with Spas ─From Considerations and Analysis Based on the Official Websites─
- オンセン ノ アル キュウカムラ ニ オケル チョウキ タイザイ ジュヨウ オ タカメル トリクミ : コウシキ ウェブサイト ノ ブンセキ ・ コウサツ カラ
この論文をさがす
抄録
<p> 環境省が推進する「新・湯治」政策においては,温泉地における長期滞在需要を高めるための滞在プランづくりが求められている.どのようなプランづくりが進められているかを,国民保養温泉地を中心に調査した報告がある.それによれば,温泉地周辺の5つの外部環境資源の活用とその組み合わせが提案されている.すなわち,自然環境を活かす,歴史文化環境を活かす,人工環境や施設を活かす,移動して異環境を活かす,夜の時間帯を活かす,の5つである.本報告では,この5類型の活かし方が妥当かどうかを,休暇村で提案されている滞在のためのプログラムで検証を試みる.また,提案されているプログラムが滞在需要を高めるかどうかも評価した上で,改善点を提案する.</p><p> 本報告で取り上げる休暇村は,リトリート安曇野ホテル,乗鞍高原,南伊豆,富士,能登千里浜,越前三国,近江八幡,南淡路,竹野海岸,南紀勝浦,蒜山高原の11休暇村である.</p><p> その結果,5類型には妥当性があり,5つの外部環境資源を活かし組み合わせた滞在のためのプログラムづくりの必要性が検証された.また,プログラムづくりにおいては,ウォーキングコース沿線に存在する外部環境資源の多様性よりも,プログラムを実行する発着地への近接性とプログラムを完遂させる時間である持続性が重要になることも示された.</p>
収録刊行物
-
- 日本温泉気候物理医学会雑誌
-
日本温泉気候物理医学会雑誌 84 (2), 93-103, 2021-05-31
一般社団法人 日本温泉気候物理医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390853879744978944
-
- NII論文ID
- 130008145668
-
- NII書誌ID
- AN00186245
-
- ISSN
- 18843697
- 00290343
-
- NDL書誌ID
- 031562414
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可