IPカメラ連続観測と画像解析手法に基づく複数出水時の河川人工系ごみ輸送特性の比較

  • 吉田 拓司
    八千代エンジニヤリング(株) 事業統括本部 国内事業部 環境計画部
  • 藤山 朋樹
    (株)日水コン 河川事業部西部河川部
  • 片岡 智哉
    愛媛大学大学院 理工学研究科生産環境工学専攻
  • 緒方 陸
    八千代エンジニヤリング(株) 技術創発研究所
  • 二瓶 泰雄
    東京理科大学 理工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • COMPARISON OF ANTHROPOGENIC DEBRIS FLUX IN VARIOUS FLOODS WITH CONTINIOUS MONITORING OF IP CAMERA AND IMAGE ANALYSIS

説明

<p> プラスチックごみ汚染はグローバルな環境問題であり,河川から海域への5㎜以上のマクロプラスチック輸送量の把握は必須である.本研究では,IPカメラによる連続的な河川水表面撮影と画像解析法(RIAD)による人工系ごみ輸送量観測システムを構築した.RIADで得られる色差情報を精査し,水面と人工系,自然系ごみの色差分布は明確な差があり,それに基づいてごみの分類を行った.本観測システムにより三重県天白川とその排水路にて人工系ごみ輸送量の自動連続観測を行い,延べ34の出水イベントの観測結果を得た.これより,人工系ごみ輸送量は増水期の方が減水期より顕著に大きく,ファーストフラッシュ現象が確認された.増水期の人工系ごみ濃度の平均値は先行降雨指標APIとの関係が示された.</p>

収録刊行物

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参考文献 (10)*注記

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