高速道路利用に対して拒絶感を持つドライバーの事故をめぐる意識構造の分析

  • 倉内 慎也
    愛媛大学大学院理工学研究科生産環境工学専攻
  • 長坂 奈月
    広島大学大学院先進理工系科学研究科
  • 吉井 稔雄
    愛媛大学大学院理工学研究科生産環境工学専攻
  • 白柳 洋俊
    愛媛大学大学院理工学研究科生産環境工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis on the Structure of Consciousness of Drivers with Rejection of Expressway Usage Focusing on Attitudes toward Traffic Accident

説明

<p>事故リスクの低い高速道路への利用転換を意図した効果的な交通事故リスクコミュニケーションを検討するためには,高速道路の運転に対するドライバー意識の分析が不可欠である.本研究では,特に高速道路の利用を拒絶するグループに着目し,そうでない群との意識差を分析した.その結果,利用拒絶群では,運転に対する恐怖感が高速道路の利用意図に支配的な影響を及ぼすとともに,高速道路の事故リスクを過大評価しているドライバーが多いことが明らかとなった.さらには,利用拒絶群のほうが高速道路では何が起こるかわからないというという未知性への恐怖感や,事故が生ずるか否かは自身の運転次第だとの意識が強い反面,運転に対する自信がない傾向にあることが明らかとなった.</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 8 (2), A_265-A_272, 2022-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390854064983963008
  • NII論文ID
    130008161373
  • DOI
    10.14954/jste.8.2_a_265
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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