都市高速道路合流部における車線利用率と旅行時間の関係に関する研究

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タイトル別名
  • On the relationship between lane flow ratio and travel time on the merging section of an urban freeway

抄録

<p>近年、動的交通制御による渋滞対策が検討されているが、車線利用に対して動的に介入する制御方法に関しては、適切なデータが存在しないため、知見が少ないのが現状である。そこで本研究では、ランプからの合流を含む区間で収集した車両走行軌跡データに基づき車線利用と区間旅行時間の関係を定量化することを目的とした。具体的には、車線利用と交通渋滞状況を一定時間間隔で集計し、両者の関係を説明する回帰モデルを構築した。パラメータ推定の結果、車線変更禁止区間を含む対象区間では、臨界状態付近において、追越車線利用率を増やすことにより区間全体の旅行時間の減少につながることを明らかとした。また、その際の集計時間間隔は短すぎても長すぎても効果が低減し、概ね 60 秒とするのが適切であることが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 8 (2), A_159-A_168, 2022-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390854064992095104
  • NII論文ID
    130008161391
  • DOI
    10.14954/jste.8.2_a_159
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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