子どもの水遊びについて-保育者養成の観点から-

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  • コドモ ノ ミズアソビ ニ ツイテ : ホイクシャ ヨウセイ ノ カンテン カラ

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抄録

type:P(論文)

保育者を養成しているA短期大学の学生を対象に、水を中心とした自然体験に関するアンケート調査を実施し、学生の自然体験の実態把握と保育者養成における水遊びの活動展開について検討した。その結果、本研究の対象者は、自然体験に触れる機会が多く、普段の生活の中でも自然を身近に感じたことがある学生が多かった。また、水遊びの活動を実践する際に、安全面が重要であると回答しているが、自然の厳しさをイメージしている学生は少なかった。よって、学生には、水に対するプラスのイメージを子どもにもたせる活動の展開について学修するとともに、自然に対する「こわさ」「危険」といった自然の厳しさに関する安全管理について教育することが保育者養成校に求められていると考えられた。また、保育者養成校の授業において、各領域の専門性を統合し、その内容を授業に取り込むなど、子どもと自然の関係をとりあげた総合学習の展開が望まれる。

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