下水道施設のメンテナンスフリーを目指した耐硫酸コンクリートの開発と展開
書誌事項
- タイトル別名
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- DEVELOPMENT AND APPLICATION OF SULFURIC ACID-RESISTANT CONCRETE AIMING TO MAINTENANCE-FREE SEWAGE FACILITIES
説明
<p> 我が国の下水道施設のコンクリート構造物は標準的な耐用年数である50年を超え始め,改修や改築の需要が増加すると予測される.また,微生物が生成する硫酸により激しく腐食し,早期の補修が必要な場合もある.限られた財源や人員のもとで下水道サービスを継続するには,硫酸に対する抵抗性を高めてメンテナンスフリーや長寿命化に貢献する耐硫酸性をもつコンクリートの開発が望まれる.腐食速度を通常のコンクリートの1/10以下にした耐硫酸コンクリートと,その品質を発揮させる施工法と設計法を開発し,適用を開始した.施工後7年間の追跡調査で一連の開発が適切であったことを確認した.適用事例から試算したライフサイクルコストは在来工法の約半分となった.下水道運用の制約の中でコンクリート構造物に有効なメンテナンス技術を確立できた.</p>
収録刊行物
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- インフラメンテナンス実践研究論文集
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インフラメンテナンス実践研究論文集 1 (1), 180-188, 2022
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854717590133632
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- ISSN
- 2436777X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可