(2)食品照射の実用状況と消費者の受容

  • 小林 泰彦
    国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構量子ビーム科学部門高崎量子応用研究所

書誌事項

タイトル別名
  • (2) Practical Circumstances and Consumer’s Acceptance of Food Irradiation

抄録

<p>食品照射は多くの国のニッチなマーケットで成功し,照射による植物検疫処理も急増している。日本の食品規制当局は,ニーズが見えないことと社会受容の未熟を理由に規制の見直しに消極的だが,国による安全性評価とその結果の周知がない限り,消費者の誤解を解くことは容易でない。今まず必要なのは,社会受容のための消費者教育ではなく,照射食品の安全性と有用性を正当に評価し,消費者の誤解を恐れてニーズを言い出せない事業者に正確な情報を提供することである。</p>

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参考文献 (2)*注記

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