発達に障がいを持つ子どもの早期発見・支援における保護者への心理支援について

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タイトル別名
  • Early Detection and Support for Children with Developmental Disabilities and Mental Support for Parents
  • ハッタツ ニ ショウ ガ イ オ モツ コドモ ノ ソウキ ハッケン ・ シエン ニ オケル ホゴシャ エ ノ シンリ シエン ニ ツイテ

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抄録

発達に障がいを持つ子どもに早期から発達段階に応じた支援を行うことは、基本的な生活能力の向上や社会参加を促進するために意味がある。しかし、乳幼児健診における早期発見や早期療育に資する事業所を整備するだけでは十分とは言えない。早期発見後は早期療育を行うだけではなく、保護者への支援が必要である。児童相談所では社会福祉基礎構造改革以前から、障がいを持つ子どもとその保護者を対象に「心身障害児親子教室事業」を実施し、子どもの発達の経過観察を行うとともに、保護者支援を行ってきた。この時期を、初めて障がいや療育などと出会うことになる「出会いの時期」と考え、その出会いがよいものとなるよう継続的に保護者にも心理支援やピアサポートの場を提供することで、保護者自身や子どものその後の生活のしやすさや社会参加のしやすさに貢献できる。この視点はサービス利用が契約となった今日の早期支援においても有用な視点である。

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