下大静脈症候群に対するステント療法の2例

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  • Stent Placement for Malignant Inferior Vena Cava Syndrome in two patients

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概  要:下大静脈症候群(inferior vena cava syndrome, IVCS)に対する下大静脈ステント留置術の 2例を経験した.症例はいずれも胆道系進行癌に多発肝転移を伴い,病巣の増大とともに下大静脈 が圧迫され,高度な静脈還流障害を生じていた.狭窄部へのステント留置により症状の軽減を得る ことができた.留置のタイミング等,今後検討を要する課題もあるが,大静脈ステント留置術は終 末期患者の難治症状を軽減し得る有効な手段といえる.

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