2型糖尿病患者の食事回数による血糖変動と睡眠への影響 : 1事例をとおして

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タイトル別名
  • The Effects of Meal Frequency on Glycemic Excursion and Sleep in a Patient with Type 2 Diabetes
  • 2ガタ トウニョウビョウ カンジャ ノ ショクジ カイスウ ニヨル ケットウ ヘンドウ ト スイミン エノ エイキョウ 1ジレイ オ トオシテ

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説明

【目的】1日2食で血糖コントロールを維持している2型糖尿病患者に対し、1日の食事回数による平均血糖変動幅(MAGE)と睡眠効率(SE)への影響を検討した。 / 【方法】1日2食パターンと3食パターンにおいて、持続グルコースモニタリング(CGM)と腕時計型睡眠計を用いてMAGEとSE をそれぞれ14日間測定した。 / 【結果】13日間の平均のMAGEとSEは、1日2食パターンは122.8±22.0mg/dl、79.6±6.1%であり、3食パターンは114.2±23.0mg/dl、88.5±6.1%であった。それぞれを比較検討した結果、有意な差(p<.0001, d=1.45、p<.0001, d=1.43)が認められた。両パターン間の摂取カロリーには、有意差はなかった。 / 【考察】朝食を摂取する1日3回の食事は、血糖の日内変動を緩徐にする可能性と睡眠の質の確保につながる可能性が示唆された。

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