体尺測定形質によるミャンマー在来鶏6 集団の特徴

  • スレイ モン
    鹿児島大学大学院連合農学研究科、鹿児島市郡元、日本
  • モー ルウィン
    農業畜産灌漑省家畜育種獣医部門、オータヤシリ市、ネピトー、 ミャンマー
  • エエ モ
    獣医科学大学家畜遺伝育種部門、ネピトーイエジン、ミャンマー
  • 河邊 弘太郎
    鹿児島大学共通教育センター、鹿児島市郡元、日本
  • 和田 康彦
    鹿児島大学大学院連合農学研究科、鹿児島市郡元、日本 佐賀大学農学部、佐賀市本庄、日本
  • 岡本 新
    鹿児島大学大学院連合農学研究科、鹿児島市郡元、日本 鹿児島大学農学部、鹿児島市郡元、日本
  • 下桐 猛
    鹿児島大学大学院連合農学研究科、鹿児島市郡元、日本 鹿児島大学農学部、鹿児島市郡元、日本

書誌事項

タイトル別名
  • Characterization of six populations of Myanmar indigenous chickens by body measurement traits

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抄録

本研究は、ミャンマー在来鶏の肉用鶏4集団と闘鶏用2集団との表現型の特徴づけを行うために実施した。合計 114 羽の成鶏(雄52 羽、雌62 羽)の7種類の体尺測定形質を測定した。得られた測定値は、分散分析(ANOVA)、 相互の相関係数の分析を行った。ANOVA の結果、すべての体尺測定形質において、性と個体群の要因が高度に有意 であった(p < 0.05)。性別では雄が雌よりも大きかった。6つの品種・集団の中では、ヤンゴン地域の在来種鶏が最 も体格が大きかったが、すねの長さは最も短かった。異なる地域で採取された2種類の闘鶏集団の間には、いくつ かの形質で有意差が得られた。すべての身体測定形質間の相関係数は0.24 から0.80 の範囲で有意であった(p < 0.01)。 体重と他の形質との相関が最も高かったのは、体高とつま先から背中までの長さであった。本研究で得られた知見は、 ミャンマー在来鶏に対する理解を深めることに貢献できる。しかしながら、今後、これらの集団を同じ管理下に置き、 結果を再評価する必要があると考えられる。

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参考文献 (6)*注記

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