抄録
<p>近年,自動運転レベル2.0以上に相当する運転支援システムが市販の自動車にも多く導入されている。前方車を自動追従し,アクセルブレーキ操作サポートするアダプティブクルーズコントロール(ACC)や,走行レーンを自動でキープし,ステアリング操作をサポートするレーンキープアシスト(LKA)などが代表例で,ドライバの運転操作を減らし,運転負荷を低減することで,長距離ドライブや渋滞時の安全な運転に寄与することを目的としている。自動車の運転は,認知・判断・操作を同時に行い,ドライバは注意資源を意識的,無意識的にさまざまに分配しながら安全運転を行う。本研究では,運転支援システムにより,認知・判断・操作全体の運転行動におけるドライバの注意資源がどう変化し,運転時の不安解消に寄与しているのかに着目した。高速道路運転時のドライバ注視行動をアイトラッキングにて計測し,運転支援システムオン/オフによる変化を比較した。システム利用時は,前方車への注意が減り,周辺への注意が増加する認知行動変容がみられ,運転支援システムによるアシストが,運転の不安低減やシステムへの信頼へ影響するモデルにこの結果を位置付けた。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PI-069-PI-069, 2021
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854717726452736
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可