抄録
<p>熟達者と初学者の問題解決の思考やプロセスを知ることで熟達者と初学者の差を明確化し,初学者の熟達化における学習支援に役立てていくことを目指す。長寿社会の到来における生涯学習の在りようが問われている。国の第3期教育振興基本計画では「人生100年時代」を見据え全ての人が生涯を通じ自らの人生を設計し活躍できるよう,現代的・社会的な課題に対応した学習等の推進,女性活躍推進のためのリカレント教育の強化,高齢者の生涯高齢者の生涯学習の推進などに取り組むとしている。時代の変遷によって求められるスキルや知識も変化する中で,学生はもちろん近年では特に社会人のリカレントにおける熟達化は大きな課題の一つと言えよう。働きながら限られた時間で学ぶ社会人や学校教育から長く離れている中高年等の学習者が,少しでも早く知識や技能,キャリアを獲得し学習目標に到達できる道筋を見出すことは,学習者の自己効力感の向上や地域参画・社会貢献への意欲高揚,生きがいの創出にも繋がり,学習の成果が個人の自立と社会での協働に資するものであることから,全ての人々が心豊かで幸せな人生を送るための生活保障としての役割をも果たしていくと考えられる。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PJ-006-PJ-006, 2021
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854717730642304
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可