抄録
<p>近年,目標追求における個人差としてスケジューリングスタイルが着目されている。その下位概念として時刻重視スタイルと出来事重視スタイルの2つがあるが,各スタイルに合った状況や個人差とのマッチングが重要であるとされる。そこで本研究では,スケジューリングスタイルと目標の内容とのマッチングが,課題のエンゲージメントやパフォーマンスに及ぼす影響について実験的に検討を行った。この際,時刻重視スタイルと長期的目標の組み合わせ,出来事重視スタイルと短期的目標の組み合わせにおいて,課題へのエンゲージメントやパフォーマンスが高くなると想定した。実験の結果,短期的目標が活性化された時に出来事重視スタイルを使用すると,感情的エンゲージメントおよびパフォーマンスが高くなることが示された。一方で,時刻重視スタイルと長期的目標の組み合わせについてはそのような傾向がみられなかった。最後に,本研究の課題と展望について考察された。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PM-023-PM-023, 2021
公益社団法人 日本心理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854717730650880
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可