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- 川島 佳代子
- 大阪府立病院機構 大阪はびきの医療センター耳鼻咽喉科
書誌事項
- タイトル別名
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- Sublingual immunotherapy for pediatric allergic rhinitis
- ショウニ ニ タイスル ゼッカ メンエキ リョウホウ
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抄録
<p>アレルギー性鼻炎は低年齢化を示しており,小児アレルギー性鼻炎の有病率が増加している。小児におけるアレルギー疾患は,遺伝的要因からアレルギーマーチとして次々とアレルギー疾患を発症することが多く,互いに合併することが多い。しかし近年,小児におけるスギ花粉症の増加にみられるように環境要因の影響も大きくなっており,難治化重症化する例もみられている。小児期に発症したアレルギー性鼻炎は,自然治癒することが少ないと考えられ,薬物療法でコントロールが困難な場合や,対症的な薬物を長期にわたって継続している症例では,積極的にアレルゲン免疫療法を考慮すべきである。舌下免疫療法は,アレルゲン免疫療法の中でも安全性が高く,長期間服用することが求められるが,小児においても十分に施行することができる。舌下免疫療法は新規感作抑制効果や喘息発症抑制効果も期待されており,今後さらなる検討が必要である。</p>
収録刊行物
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- Pediatric Otorhinolaryngology Japan
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Pediatric Otorhinolaryngology Japan 42 (3), 253-257, 2021
日本小児耳鼻咽喉科学会