再生石膏粉を混和したモルタルの強度と長さ変化

  • 後藤 優
    名古屋工業大学 大学院工学研究科社会工学専攻(〒466-8555愛知県名古屋市昭和区御器所町)
  • 上原 匠
    名古屋工業大学 大学院工学研究科社会工学専攻(〒466-8555愛知県名古屋市昭和区御器所町)

書誌事項

タイトル別名
  • STRENGTH AND LENGTH CHANGES OF MORTAR MIXED WITH RECYCLED GYPSUM POWDER

抄録

<p>管理型産業廃棄物である廃石膏ボードの排出量は年々増加傾向にあり、最終処分場逼迫への懸念からも対策が急務となっている。本研究では、廃石膏ボードに粉砕・分離・加熱等の処理を施した廃石膏ボード粉(以下、再生石膏粉と称す)をモルタルに混和して、強度と長さ変化試験結果から、嵩材料または混和材料としての適用性について考察した。再生石膏粉を混和したモルタルは強度低下が生じるが、フライアッシュや高炉スラグ微粉末を併用することにより、強度低下を抑制することが可能である。また、石膏の膨張性に着目し、モルタルでの湿潤状態と乾燥状態での長さ変化を行い、これらの結果を基に、再生石膏粉の用途について考察した。</p>

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