国勢調査カスタマイズデータからみたメルボルン大都市圏の変容

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タイトル別名
  • Changing Melbourne Metropolitan Area through the Spatial Analysis with Census Costomised Data

抄録

本稿は,ABSが提供する国勢調査のカスタマイズデータ(テーブルビルダー)を用いて,人口の急増に伴うメルボルン大都市圏の変容の一端を考察することを目的とした。大都市圏内の公共交通分担率の考察では,都心に近い部分では公共交通の利便性が光る一方で,自家用車による通勤に強く依存した地域が多数存在することの矛盾を明らかにした。また,一般にエスニックエンクレーヴは,かつて主流であったエスニック集団の大多数が郊外に住居を移す過程でその求心力を失い,衰退期を迎えることは珍しくない中で,メルボルン郊外のオークレイがギリシャ人コミュニティのセンターであり続けている過程を明らかにした。

収録刊行物

  • 地理空間

    地理空間 14 (3), 161-170, 2021

    地理空間学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390854717804893056
  • DOI
    10.24586/jags.14.3_161
  • ISSN
    24334715
    18829872
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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