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説明
本研究では,コミュニケーションにおいて話し手の表情と音声の感情に矛盾が起こった際の感情判断における優位器官を明らかにすることを目的とし,Googleフォームを用いて表情と音声の感情に矛盾が起こっている動画を評価してもらう実験を実施した.その結果,プルチックの感情の輪による感情の距離と感情判断における優位器官には関係性が見られないことを示した.そのため,感情の組み合わせごとに感情評価における特性を分析したところ,ポジティブ感情が優先して判断されることを明らかにした.これにより,感情評価には優位器官よりも感情の質(種類)が重要であることを示唆した.
収録刊行物
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- 甲南大学紀要. 知能情報学編 = Memoirs of Konan University. Intelligence & Informatics Series
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甲南大学紀要. 知能情報学編 = Memoirs of Konan University. Intelligence & Informatics Series 14 (2), 115-124, 2022-02-01
甲南大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854717875009664
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- NII書誌ID
- AA12335282
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- ISSN
- 18830161
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1260/00004167/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB