広帯域の振動低減のための形で考えないモデル

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Functional Simulation Model for Low-Noise and Vibration Through Broad-Band Frequency Range

抄録

<p>環境の変化が激しい今,モノ作りはますますヒトに対する価値のあるモノ・コト (さらにはシステム) であることが必須である.この開発には高効率と低コストもまた必須である.これらを達成するためには,設計の早い段階にて,様々な性能を適正化 (多性能適正化) することがキーとなる.また,システムとして,全体を俯瞰すること,であるからこそ共創すること,も極めて重要なマインドとなる.著者は,企業,大学と連携し,「形で考えないNVH (noise, vibration and harshness) モデル研究会」を2018年10月に発足し,多性能適正化のために全体俯瞰・共創を実現する活動を進めている.「形で考えないモデル」は,設計空間の拡大,新発想の創出,多性能適正化を意図し,機能を表す数式やデータなどで記述されるものである.そのモデル開発は,学が架け橋となり産産学で行う.開発したモデルで全体をどのように俯瞰し (つなぎ),どのように多性能適正化を実現するか (活用法) を,モデルを介して連携し,共創している.その取り組みの一例として,広帯域の振動問題であるロードノイズに関する形で考えないモデルを解説する.</p>

収録刊行物

  • 日本画像学会誌

    日本画像学会誌 61 (2), 133-141, 2022-04-10

    一般社団法人 日本画像学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390854717886857472
  • DOI
    10.11370/isj.61.133
  • ISSN
    18804675
    13444425
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ