東日本大震災を体験した看護管理職の震災後の苦労と退職意向に関する探索的検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Nurse administrators’ difficulties after experiencing the Great East Japan Earthquake and their intentions to resign from their jobs: Hardships for nurse administrators having undergone the disaster and their intentions to resign
抄録
<p>【目的】東日本大震災を体験した看護管理職が、災害にどのような点で苦労したのかを把握し、看護管理職の退職意向との関係を探索的に検討する。【方法】同震災発生から4年後に、被災地域内13医療施設77名の看護管理職を対象に個別配布・郵送回収による質問紙調査を実施した。調査期間は2015年6–7月であり、68名から有効回答(88.3%)を得た。【結果】多くの看護管理職が業務多忙による苦労を経験していた。退職したいと思った人は61.8%であり、退職意向に影響する要因として、震災後の職場の雰囲気の悪化や職場の人間関係の板挟みになることによる苦労が影響していた。しかし、看護管理職に行われた心理支援は11.8%にとどまっていた。【考察】被災した看護管理職の苦労として「人間関係の問題」があり、この問題が退職意向に結びついていた。</p>
収録刊行物
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- 日本災害医学会雑誌
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日本災害医学会雑誌 27 (1), 80-88, 2022-04-13
一般社団法人 日本災害医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854717902945536
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- ISSN
- 24344214
- 21894035
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可