新型コロナ禍が映し出した社会

  • 伊藤 公雄
    日本学術会議 京都産業大学 京都大学 大阪大学

書誌事項

タイトル別名
  • What’s the Matter Under the COVID-19 Pandemic in Japan?
  • Towards Re-Constructing Democracy From the Viewpoints of Care and Repair
  • ──ケアとリペアのデモクラシーに向かって

この論文をさがす

説明

<p> 今回のコロナ禍は、日本社会の脆弱性を露わにしてみせた。特に、デジタル化の遅れや医療体制が多くの欠陥を抱えていることが明らかになった。また、ジェンダーの視点から各国のコロナ対応を見ると、女性リーダーの国が比較的うまくコロナに対応したことも見えてくる。男性リーダーにしばしば欠けているケアの視点が、その差を生んだのではないか。コロナ後の社会を考える時、このケアの視座が極めて重要になると考えられる。ケアの視座からのリペア(修復)が、ポスト・コロナのわたしたちの課題になるだろう。</p>

収録刊行物

  • 学術の動向

    学術の動向 26 (12), 12_46-12_49, 2021-12-01

    公益財団法人 日本学術協力財団

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ